引越し時の電気工事について
2016/06/17
電気工事について
引越し業の本来の仕事とともに、引越し業者さんが力を入れているものにエアコンの取付、取外しといった電気工事をはじめとする引越し関連サービスがあります。これは、引越しをおこなうお客さんにかわって引越し業者が自らおこなうサービスと、提携している企業に委託する場合の2種類があります。
最近では、こういった引越しサービスの充実がお客さんの心をとらえて、引越し業者さんも頑張って力をいれてます。
では、主なものについて説明していきますね。
■エアコン工事について■
エアコン移設料金=基本工事費(取外し・取付、試運転)+追加工事料金
エアコン工事は基本工事費のみ料金が見積時に提示される場合が多いです。
基本工事費用とは、取外し・取付、試運転でのみで、別に必要な部品や、特殊工事は別となります。
追加工事料金とは、エアコンを移設先に設置する際に、設置状況の違いや、取外した各部品の状態によって、エアコンを正常に移動させるために必要な追加工事費用と、部品代金のことです。まれに、不要の場合もあります。
では、どのような場合に追加工事が必要になるでしょうか?
【エアコンのパイプ】
室内機と室外機をつなぐパイプは材質を「銅」で作られています。移設をしなければ何年も使えるのですが、移設をする時にどうしても折れ曲がったり、自由に曲げられないなどの不都合が生じる場合などに必要となります。
また、「化粧カバー」(外観をすっきりまとめてパイプの耐久性を上げるもの)なども別料金がかかりまます。
【ガス入れ】
エアコンのガスが抜けているときにガスを補充した場合。
【アングル工事】
室外機を、公団吊りや、屋根置き、壁吊り、などの作業や新設の部品が必要になった場合。
【エアコン専用電気工事】
移設先の電気配線の仕様によっては、エアコンを使うためのコンセント変更などの追加工事部品が必要な場合。
【コンクリート壁での穴あけ工事】
コンクリート壁は特殊な専用ドリルで穴を開けなければならない場合。
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■アンテナの設置料金について■
アンテナ設置料金=アンテナ新設基本料金+追加工事料金
アンテナ工事は、エアコン工事と同じように基本工事費用と追加工事費用に分かれます。
アンテナ工事は、原因の特定が困難な様々な要因で、うまく映らない場合があります。例えば、両隣のお宅ではキレイに映のに、真中のお家だけがまったく映らなかったり…というようなケースも珍しくはないのです。
その場合、ブースター(増幅器)をつけたりする際に追加工事費用、部品代が発生します。
【ブースターが必要なケース】
電波が微弱な場合や、テレビ局からかなり離れている、1本のアンテナから複数のテレビやビデオに接続する場合など。
【アンテナの再利用について】
アンテナは数週間使用しただけでもサビてしまいます。特にネジまわりのサビがきつく分解が困難な場合がほとんどです。そのため、末分解のままで、引越業者さんは輸送しますが、損傷を防ぐための梱包をしますので、荷物としてはかなりの大きくなってしまします。
また、注意して取り扱っても大変損傷しやすい材質で作られていますので、無用のトラブルを避けるためにも、新設をお勧めします。
【ゴーストについて】
画面に薄い陰のようなブレがでて、大変見にくいゴースト現象は、ビルや山などに反射した電 波をアンテナがキャッチしてしまうことです。ゴーストの対応アンテナやチューナーで、通常電気やさんが解決を試みますが,完全な解決は困難です。
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■電気器具について■
電気のサイクルは西日本60Hz、東日本50Hzと異なります。周波数にあった器具を使用しないと、トラブルの原因となり、調整や部品交換が必要となります。静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を結ぶ線を境に周波数が異なるのです。
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■ガス器具について■
ガスは地区によって、種類やカロリーなどが異なります。管轄営業所にガス器具の適正を確認し、不適当なものは部品交換や調整が必要です。